注意(免責):この記事は一般的な栄養学・運動生理学の知見に基づく情報提供を目的としています。個々の健康状態(糖尿病、心疾患、妊娠中など)によっては適した方法が異なります。医療的な判断を必要とする場合は、医師・管理栄養士・運動指導者にご相談ください。
目次

以下で、なぜそう言えるのか、どのように実行するのかを詳細に説明します。
体重変動の基本は極めてシンプルです。
体重の増減 =(摂取カロリー) −(消費カロリー)。この差がプラスなら体重は増え、マイナスなら体重は減ります。
ただし「減るもの」が水分なのか筋肉なのか脂肪なのかは、摂取の質(たんぱく質など)と運動の種類(抵抗運動か否か)で決まります。
つまり「同じカロリー収支でも、体組成(筋肉量 vs 体脂肪)の変化は変わる」点が重要です。
消費カロリーは主に次の4つで構成されます。
ポイントは、運動(EAT)は全消費の一部に過ぎず、簡単に大きく変化させにくいことです(特にランニングの時間や頻度を確保できない人にとって)。一方で食事は短時間に大きく摂取カロリーを変えられるため、エネルギー収支を作る上で主導権を握りやすいのです。

実例で比較します。ある人が1日あたり300 kcalを削減する方法を2つ考えます。
どちらも理論上は同じ300 kcal/日ですが、行動の実行容易性・持続性・エネルギーバランスへの即効性でBが優れることが多いです。時間的コストや疲労・怪我リスクなども含めると、食事操作の方が実用的です。
食事のみで急減量すると、筋肉(代謝に寄与する組織)も失われやすくなります。筋肉量の減少は基礎代謝の低下につながり、体重維持しづらい体になります。これを防ぐために、食事でカロリーをコントロールしつつたんぱく質を十分に摂り、抵抗運動で筋肉を維持することが重要です。
食事の内容はインスリンやグレリン、レプチンなどのホルモンに影響します。高精製炭水化物と砂糖は血糖の乱高下を招き、空腹感や過食を誘いやすい。一方、食物繊維とたんぱく質は満腹感を維持しやすく、総摂取カロリーを自然に抑える助けになります。

運動は直接的に“痩せるための最重要手段”ではない場合が多いですが、以下の点で不可欠です。
筋トレ(抵抗運動)は筋たんぱく合成を促進し、長期的に基礎代謝を高めます。筋肉があると“痩せやすく、リバウンドしにくい”体になります。
単純に体重が減るだけでなく、体脂肪率を下げ筋肉を残すことで「引き締まった見た目」になるのは運動の効果です。ランニングは有酸素的に脂肪を燃やしますが、抵抗運動を併用することで見た目の改善度合いが増します。
有酸素運動(ランニング等)は心肺機能の改善、血圧や血糖コントロールの改善に寄与し、長期的な健康性を高めます。減量中の健康リスクを下げ、より安全に体重操作できます。
運動習慣ができると日常の活動量(NEAT)も増える傾向にあり、総消費が上がります。「運動でエネルギーを消費したから食べてもよい」という誤った補償行動を抑える行動設計も鍛えられます。

ここからは、個別に使える数式と計算例を示します。数字は自分の体重や活動レベルに置き換えて使ってください。
まずは推定維持カロリー(TDEE: Total Daily Energy Expenditure)を決めます。簡易的には次の順で計算します(Mifflin–St Jeor の簡易版を参考にした近似式):
基礎代謝(BMR)およそ
男性:BMR ≈ 10 × 体重(kg) + 6.25 × 身長(cm) − 5 × 年齢 + 5
女性:BMR ≈ 10 × 体重(kg) + 6.25 × 身長(cm) − 5 × 年齢 − 161
(ここでは計算過程を明確に示します。例:体重70kg、身長170cm、年齢30歳、男性の方)
活動係数(PAL)を掛ける
例では「中程度」を仮定 → TDEE ≈ 1,618 × 1.55
計算:1,618 × 1.55 = 1,618 × (1 + 0.55) = 1,618 + (1,618 × 0.55)
1,618 × 0.55 = 1,618 × (0.5 + 0.05) = 1,618×0.5 + 1,618×0.05 = 809 + 80.9 = 889.9
よって TDEE ≈ 1,618 + 889.9 = 2,507.9 ≈ 2,508 kcal/日
安全な減量ペースは週0.25〜0.75%の体重減少(一般には週0.5〜1%が現実的)や、1週間あたり0.25〜1 kgとされます。カロリーで表すと、1 kg体脂肪 ≒ 7,200kcalという近似値がよく使われます(注:個人差あり)。
例えば週0.5 kg減らしたいときの週当たりの赤字は:0.5 × 7,200 = 3,600kcal/週
1日当たりに直すと、3,600 ÷ 7 = 約514 kcal/日
つまり、TDEE 2,508 kcal の人が1日514 kcalの赤字を作るなら目標摂取は:2,508 − 514 = 1,994kcal/日
(計算過程)
注意:赤字が大きすぎる(20〜30%超)と筋肉損失や代謝低下のリスクが高まるので、通常は15〜25%の整った赤字を推奨します。
研究・ガイドラインを踏まえ、減量期のタンパク質は体重あたり1.6〜2.4 g/kg/日が目安です。これを例で示します(70 kg の人、中央値 1.8 g/kg を採用):
計算:70 × 1.8 = 70 × (1 + 0.8) = 70 + (70 × 0.8) = 70 + 56 = 126 g/日
脂質は総エネルギーの約20〜35%を確保(必須脂肪酸・ホルモン合成のため)。残りのカロリーを炭水化物で埋める、というのが基本設計です。

1 gたんぱく質 = 4 kcal、1 g炭水化物 = 4 kcal、1 g脂質 = 9 kcal
(計算過程)
この設計は一例です。個人差(運動量、好み、体質)に合わせて調整します。たとえば、低炭水化物を好む人は炭水化物を減らして脂質を増やすなどの変更が可能です。

目的:筋肉保持+有酸素による心肺向上+NEAT増加
ランニングで消費するカロリーは個人差が大きいので、カロリー管理は食事側をベースにし、運動は補助的に捉えるのが安全です。

→ 実際には多くの人が運動後に過食しやすく、エネルギーバランスが崩れやすい。運動は補助であり、食事の管理が最優先。
→ 初期の筋肉量増加は水分・グリコーゲンの増加も含まれるが、適切なプログラムでは“引き締まる”のが一般的。女性のようにホルモン的に筋肥大しにくい場合はなおさら心配不要。
→ 極端なカロリー制限は筋肉喪失、代謝低下、ホルモン異常を招く。長期的には逆効果。
条件:比較的初心者、または筋トレをほとんどしていない人。
戦術:高タンパク・軽度のカロリー赤字(または維持)、高頻度の抵抗運動。時間はかかるが可能。
長期戦では、減量期・維持期・増量期を計画的に切り替え、代謝とモチベーションを維持する。アスリートやボディメイク志向の人はこの方法が有効。
目的:安全に体脂肪を落とし、筋量を維持する
「ランニングか食事か?」という問いは一見二者択一に見えますが、現実は食事が主軸、運動は必須の補助というバランスが科学的に最も合理的です。どちらか一方だけに偏るのではなく、食事でエネルギー収支を作り、運動で体組成と健康を守る。これが持続可能で再現性の高い戦略です。
ここに書いた具体的な数式・プロトコルを自分の数値に当てはめ、2〜3ヶ月単位で評価と調整を繰り返してください。疑問や個別ケース(高血圧・甲状腺疾患・薬剤の影響など)がある場合は専門家を頼ることを忘れずに。
あなたのダイエットを、ただの「頑張り」ではなく「仕組み」に変えていきましょう。
🔽 [体験予約はこちらから]
▼この投稿の著者

■津田 碧斗(ツダ アオト)
■神奈川県出身
■BEYOND橋本店トレーナー
大会出場経験もあり腹筋と胸のトレーニングが得意。
■2023年 マッスルゲート東京大会出場
■所有資格
・JATI-ATI・NESTA PFT・食生活アドバイザー2級etc.

運動不足解消、姿勢・機能改善、ボディメイク、健康維持増進等に興味がある方で気になったら店頭、SNSからのご連絡お待ちしております♪
パーソナルトレーニングジム BEYOND橋本店は、橋本駅近くにあるダイエットやボディメイクに特化したジムです。
プロフェッショナルなトレーナーが一人ひとりの目標に合わせてサポートします。
初心者の方も大歓迎!
■住所:〒252-0143
神奈川県相模原市緑区橋本4丁目16-19
ロックヒル||
■橋本駅から徒歩8分
■電話番号:042-779-7790
■公式LINE:
■公式Instagram:
https://www.instagram.com/beyondgym.hashimoto?igsh=OW9qNGd6b2FtMDZt
■公式ホームページ:
https://beyond-hashimoto.com/